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第298回北杜会298th HOKUTOKAI


藻から石油とオメガ3 水田を油田に替えられるのか」

日時: 平成24年5月29日(火) 18時〜20:30

場所: ホテル メトロポリタンエドモント 

講師: 原 芳道 (高11回) 
     スメーブジャパン梶@代表取締役社長 
     http://www.smabe.co.jp/

出席者27名(申込:26名、飛び込み:1名)

講演要旨ー”藻から石油やサプリメントが作れるの? 水田を油田に替えるってどうやって!”

 最近テレビや雑誌で藻が話題になることが多くなりました。
昔からノリやワカメ・昆布など世界中で最も多く藻類を食べる日本は藻類の食品化やサプリメント原料開発で市場が出来ており藻類の基礎研究でも世界をリードしています。
 又、昔からマグロの目を食べると頭が良くなるとか視力が衰えないとかいわれています。
イワシやサバのような青魚を食べる漁村の人は血栓関係の障害が少ないというデータがでています。
藻類や青魚には共通してオメガ3という高度不飽和脂肪酸が多く含まれておりその効果が医学的に証明されてきているのです。
 このオメガ3が脳細胞や視神経に働きかけたり血小板の形成をブロックして血液をサラサラにする効果のあることが立証され、日本では血栓症の治療薬になったり、欧米では赤ちゃんの粉ミルクに普通に添加されているようです。
 更に化石燃料の枯渇や脱原子力発電の動きの中で、再生・持続可能エネルギーの目玉として、藻類を原料とするバイオ代替燃料の研究に拍車がかかっています。
藻類は水と太陽光があれば地球上どこでも成長し12時間で2分裂成長を繰り返す能力を持っています。
アメリカではオバマ大統領の陣頭指揮で政府・石油メジャー・財閥系投資家が大規模な投資を行っています。
今後5年間で商業化を目指すと言っていますがこの商業化の分野では日本は大きく立ち遅れています。
欧州では飛行機やトラック等の輸送用燃料で2020年までにバイオ燃料の10%利用を義務にする法律が採択されています。
 身近で日常食べているのに意外と知らない藻の持つ可能性について紹介いたします。 
 
・講師プロフィールー
1960年 仙台二高卒業
1964年 東北大学理学部卒業( 岩石鉱物鉱床学教室、地質学専攻)
       伊藤忠商事(株)入社 ( 鉄鉱石プロジェクトチーム長、豪州マウントニューマン国際合弁事業出向、パース事務所長、金属原料部長、アフリカ支配人)
 2001年 伊藤忠商事(株)退社
 2002年 シーオブライフジャパン(有)設立、代表取締役
 2009年 スメーブジャパン(株)設立、 代表取締役
 2010年 キッザニア仙台誘致(株)設立、代表取締役

 対外活動ー
 ・日本イスラエル商工会議所ー理事(2001〜) 、副会頭(2011〜)
 ・NPO法人キッズワンワールド ―特別顧問(2009〜)
 ・NPO法人ピースキッズサッカー 理事長  (2003−2009)
 ・国際ロータリークラブー (1984〜パース、2000〜東京レインボー)

配布資料
北杜会ニュース81号
レジメ
藻から石油とオメガ3

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会計:日野(高32回)、堤(高55回)